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タイトル
亡国のイージス
見た日にち
8月10日

監督:阪本順治

出演者:中井貴一、真田広之、寺尾聰、佐藤浩市、勝地涼、吉田栄作、岸辺一徳、原田芳雄、ほか。

原作:福井晴敏(「亡国のイージス」講談社刊)

メモ:「亡国のイージス」gooの総合公式サイト

≪未来は、渡さない!!≫

(あらすじ&感想)

DAISの渥美大輔(佐藤浩市)は、戦艦「いそかぜ」に、密かに、如月行(勝地涼)を、乗り込ませ、宮津副長(寺尾聡)が、ヨンファ(中井貴一)と、艦を、奪った際には、艦を、沈めるよう手配していた・・・。
だが、先任伍長の仙石(真田広之)が、艦を、守るために、爆破を、阻止してしまったことから、艦に、乗り組んでいた、14人の幹部以外は、艦を降りることになり・・・。
如月は、ヨンファらに、捕まってしまった。
仙石は、捕まった如月を、助け、艦を、守るために、再び、艦の損傷した場所から、艦に乗り込み、ヨンファらの、陰謀を、阻止しようとするのだが・・・。

この、撮影は、自衛隊も協力したようで、エンドロールに、その旨の名称が、書かれていた。

なかなかの、迫力で、戦艦や、飛行機が、出てきていた・・・。
しかし、一番、目をみはったのは、この、豪華な俳優人だった。

この作品では、珍しく、中井貴一が、悪役を、演じているのも、いい感じだし・・・。

真田広之の演じる先任伍長仙石は、まるで、和製「ダイハート」並に、活躍している。しかも、「撃たれ」ても、「刺され」ても、死なない・・・。まるで、「不死身」?!か、って、思ってしまう。

原田芳雄の「総理大臣」は、かなり、アクが、強すぎる感じだが・・・。「俺の(総理の)ときに、限って(こんなことしやがって)・・・。」みたいな、口調は、いかにも、「政治屋」に、ふさわしいセリフだろう。
しかも、こんな一大事が、起きてるというのに、最初の言葉が、「これから選挙区にいかなければいけない(時間な)のに・・・(早く切り上げたい)」と言った調子だった。しかも、「アメリカ」に、聞かないと何もできないのか?!「ワシントンは、なんていってる?!」と、側近に、聞くしまつ・・・。

確かに、こんな「能天気」な、トップが、国を仕切ってたのでは、われわれ、国民は、安心していられないかもしれない・・・。

「平和」だということを、いいことに、「恥すら」失った「日本人」。自分の国を自分で守ることすら、できなくなっている。
そんな、「お気楽者しかいない」ような「日本」に、「渇!」を、入れようというのだろうか?!

この物語の中で、ヨンファは、「自由を、自分で、勝ち取ったことのない日本」と、日本人のありようを、蔑んでいる。
確かに、今の日本の、「自由」は、アメリカのように、「独立戦争」で、勝ち取ったものではない。

それは、「アメリカ」に、与えられたものでしかない。
戦後、私たちは、あの、「原爆」を、落とした国「アメリカ」によって、名前だけの実績の伴わない「自由」というものを、「押し頂いた」。
けれど、自分で、勝ち取ってもいない、「自由」に、何の意味があるのだろう?!
私たちは、「自由」の本当の、「意味」を、理解せず、ただ、「自由」と、「平等」を、「アメリカ」のやり方を、見習いながら、「模倣」してきたにすぎない。

真の「自由」には、「犠牲」と、「責任」が、伴うということを、われわれは、知らない。

われわれは、戦後に生まれ、戦争について、何一つ「正確」には、教わってはいない。

海外、特に、アジアの民は、日本人が、「戦争のときにしたこと」を、しっかり教わり、日本人は、まるで、「鬼畜」のように、子孫に伝えられている。

日本はというと、戦争について、「原爆」の授業を、やる程度で、「戦争は悲惨だ!戦争はしてはいけない!平和に!」と、教えるだけだ。

「戦争」について・・・
1・誰の名の元に、起きたのか?
2・何故、起きたのか?
3・どういう過程で、どんなことを、したのか?
4・どういう戦い方をしたのか?
5・誰が、犠牲になったのか?
そんなことは、全然、教えやしない。

しかも、「原爆」を、落とした「アメリカ」について、「抗議」することすら教えない。

「原爆」によって、「アメリカ」が得た、「利益」すら、教えはしない。

当たり前だ。「自由」という、「不自由」を、頂いたのだもの・・・。

「東京裁判」や、「ニュールンベルグ裁判」についても、教えない。

だって、不公平なことが、ばれては困るもの・・・。

「平和」という、「檻」の中で、われわれ日本人は、飼われているに過ぎない。

だって、日本人って、「素直」だし、「まじめによく働く」ものね。困った時には、「お金」を、調達したらいいじゃない。この国の国民は、「戦闘的」ではないもの・・・。

なんてね・・・。与えられた「平和」に、われわれは、のほほんと、「爪」や、「牙」を、とられて、あくびをしている「動物園のライオン」のようなものだ・・・。
すっかり、飼われることに、慣れきってしまっている。

だったら・・・。
この国は、「亡国」というのに、ふさわしいのかもしれない。
この国を、一度、「洗浄」して、もう一度、作り直したほうが、いいのかもしれない。

けれど、こう考えるのは、「思考」の段階でのことでしかない。

実際に、この国に、生きているものは、それなりに、一生懸命に、生きているのだ。

誰かが、その、明日を、いきなり、奪うことなんて、絶対しては、いけないことなのだ。

未来は、これからの、人々が、一人一人、考えて、作っていくものなのだ。
誰かが、自分の個人だけの考えで、ぶち壊すなんてできないものなのだ。

この映画を、見ていて、それぞれの人物のプロフィールが、ところどころ、散りばめられているのだけど・・・。
その、多くを、語ってはいない。
それが、物足りないという、意見もあるだろうけど・・・。
彼らの過去は、現代に、結びつくものではあるけれど・・・。
未来に行き着くものなのかどうかは、わからない・・・。
その、ぼんやりとした、描き方は、それぞれの未来を、象徴するように、はっきりと、描かれてないところが、また、いいのかもしれない。


(ネタバレなので・・・。見てない人は、読まないで!)

最後に、宮津副長が、戦艦を、沈めてしまうのだが・・・。
昔から、「艦長は、船とともに」という、船乗りの習いに添ったような終わり方だった・・・。

イージス艦も、外からの攻撃は、無敵でも、中からは、もろいものです。
これって、どんなことにも、結びつくような・・・。

それにしても、映画の中で、「三沢基地」に応援、頼んじゃう日本って・・・。本当に、頼りないよね~~。完全に「亡国」っていわれても仕方ないかも・・・。


亡国のイージス
福井 晴敏

講談社
1999-08
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亡国のイージス
亡国のイージス 『亡国のイージス』(ぼうこくのイージス)は講談社から発行されている、福井晴敏によって書かれた小説である。概要2000年に日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞、大藪春彦賞をトリプル受賞。また、これを基にした映画が2005年公開
2007/05/28 07:30 | たかこのブログ |

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